今朝の天王森泉公園も、気温が3度と厳しい冷え込みとなりました。しかし、そんな中でくわくわ森の北入口にひっそりと春の兆しを感じさせる光景が広がっています。それは「蝋梅(ロウバイ)」です。この時期にしか見られない花で、半透明で鈍いツヤのある花びらが特徴です。その姿がまるで「蝋細工」のようだと例えられることから、その名が付けられたと言われています。 黄色く香り高い蝋梅の花は、少し下向きに咲き、控えめながらも気品を漂わせています。その芳香は、冬の澄んだ空気に溶け込み、訪れる人々の心を和ませてくれます。一見すると目立たない花ですが、その存在感は冬の厳しさの中で、春の訪れを静かに予感させる貴重な存在です。 寒さの厳しいこの季節、天王森泉公園を訪れてみてはいかがでしょうか。くわくわ森の北入口と湧水の森を散策しながら、この「蝋梅」の美しさに触れ、冬の自然の素晴らしさを感じていただけたら幸いです。春への思いを胸に、寒い季節も元気に乗り越えましょう!