8月も半ばを過ぎ、ヒグラシやツクツクホウシの声が聞こえる頃、ナンバンギセルが顔を覗かせます。 ススキやミョウガの根に寄生して、そこから養分を取りながら生育する寄生植物です。葉緑素を持たないので、自分で光合成をして成長できません。
花の形からして、南蛮人がくわえていたパイプに似ているので南蛮煙管の名がつきました。 名前からすると外来種のように思えますが、万葉集では「思い草」として読まれており、うつむき加減の形が愛でられたのでしょう。 野の花苑の入り口通路のススキの根元と、物置小屋奥のミョウガの根元に見られます。
ミョウガの根元に
ススキの根元に