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夏風に香る白い星の様なクサギの花

朝、弁天坂を下りてくると下から香しい芳香が漂ってきました。見上げると半分色付いたイロハカエデの上に白いクサギ(臭木)の花が夏風に漂っています。

白い星のように咲くクサギの花は、長く伸びた「おしべ」や「めしべ」が印象的です。シソ科クサギ属の落葉小高木。クサギは葉に独特の匂いがするため、「臭い木」からクサギ(臭木)となったもので、気の毒な名前の付けられた植物の一つです。

古くから葉や根は漢方薬としても用いられ、リウマチや高血圧などに効果があります。さらに花の方は臭いどころか芳香がして虫や鳥を誘います。しかも秋になりますと藍色の果実が実り、染料として用いられるそうです。

是非、天王森泉公園においでください。