湧水の森にあるワサビ田では、今年もワサビの苗植えの季節がやってきました。今年は特に新しい植え付け方法に挑戦しています。
これまでは、湧水の流れる方向を堰き止める様に石を積み上げて、その中にワサビの苗を植えていました。しかし、近年アライグマがサワガニを求めて石垣を崩し、ワサビの苗までひっくり返してしまうことが頻発していました。そこで、今回からはワイヤーネットのカゴを使用し、その中に小石を詰め、ワサビ田の大きな石を周りにどけて、平らなワサビ田を作って苗を植える方法に変更しました。
雨の中、この新しい方法で作業を進めていますが、ワサビ田がこれ以上荒らされることなく、順調に育つことを祈りながらの作業です。この新しい試みが、アライグマを害を退けることでワサビの成長を助け、綺麗な根が順調に生育できる環境に成ることを願っています。