朝通勤で天皇森公園に向かうため、弁天坂を降りてくると、裏門のそばにキチジョウソウが葉に埋もれるように咲いていました。先週までは茎が地を張って横に伸び、あちこちで新芽が顔を出していましたが、今日は肉厚な花弁が反り返るように咲いています。
中国ではこの花が咲くと家に良いことが起こるという言い伝えに基づいて観音草などと呼ばれ、咳止めの薬草として使われています。
公園につく頃には、自然の力で元気をもらった気がしました。キチジョウソウが咲いていた今日は、また一つの良い日になる予感がします。
もしあなたが散歩道でこの花を見かけることがあれば、是非立ち止まってその姿を眺めてください。その名前の由来と薬草としての歴史に思いを馳せてみるのも素敵な時間になるのではないでしょうか。