2025年1月12日、今年一番の寒さが訪れた朝。しかし、澄み切った青空が広がる天王森泉公園では、寒さを忘れるほど心温まる「百人一首の会」が開催されました。
今回の会は、むらさめ会の東さんのご協力を得て、中断していた百人一首の伝統行事が再び公園に戻ってきた記念すべき日となりました。参加者は小学生や中学生、そのご家族を含む12名。和やかな雰囲気の中で、「バラ取り」や「源平合戦」といった緊張感あふれるルールのもと、熱戦が繰り広げられました。
特に印象的だったのは、東さんによる丁寧で力強い読み上げ。その声に耳を澄ませ、札を取る瞬間の真剣な表情や勝敗が決まった後の晴れやかな笑顔が、参加者の皆さんの心をつなぐひとときとなりました。また、周囲で見守る方々も、手に汗握る展開に夢中になりながら、一緒に楽しんでいただけたようです。
澄んだ冬空のもと行われた百人一首の会は、まさに心まで晴れやかになるような素敵な時間でした。このような伝統行事が世代を超えて受け継がれ、さらに広がっていくことを願ってやみません。
寒さ厳しい季節ではありますが、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。