
本日、2月9日(日曜日)は、よく晴れて風もなく、まさに絶好の野鳥観察日和となりました。天王森泉公園の前庭には24名の参加者が集まり、和やかな雰囲気の中で観察会がスタートしました。
今回の観察ルートは、境川遊水池公園の鷺舞橋から、公園内のビオトープを巡った後、天王森泉公園の「くわくわの森」を抜け、「みはらしの丘」を経由して戻るコースです。冬ならではの澄んだ空気の中、様々な野鳥たちとの出会いを楽しみました。
最初の観察ポイント鍋屋橋では、ダイサギ(大鷺)やカルガモが穏やかに水辺にたたずむ姿を確認。白く優雅なダイサギの姿は、冬の光に映えてひときわ美しく見えました。
また、田んぼではハクセキレイの姿が。水辺や田畑で忙しく動き回るその様子は、とても愛らしく、観察者たちの目を楽しませてくれました。
鷺舞橋では、特に印象的な出会いがありました。キジの姿を間近で確認できたほか、カワセミがその鮮やかな青い羽を輝かせながら飛ぶ姿に、一同から感嘆の声が上がりました。さらに、ヒヨドリやモズも元気よく飛び回っていました。
そして空を見上げると、まるで私たちに見せびらかすように、ノスリが優雅に旋回していました。猛禽類ならではの堂々とした飛翔は、まさに自然の雄大さを感じさせてくれるものです。
境川遊水地公園事務所近くでは、水辺ではカワウがじっと佇みながら、水面を見つめていました。カワウのたたずむ姿には、どこか哲学的な静けさを感じることができます。
今回の観察会では、冬ならではの澄んだ空気の中、多くの野鳥たちの姿を観察することができました。参加者の皆さんも、双眼鏡を片手に熱心に鳥の姿を追い、その魅力に引き込まれていました。
晴天に恵まれ、風も穏やかな絶好の観察日和となったことで、充実した時間を過ごすことができました。今後も、こうした観察会を通じて、自然と野鳥の魅力をより多くの方と共有できればと思います。