
くわくわ森からの帰り道、見晴らしの丘から泉館を見渡すと、雨に濡れた江戸彼岸桜が静かに佇んでいました。その横には、若葉が鮮やかな河津桜の新緑が芽吹き、春の彩りを添えています。黄昏たコブシの向こうには、満開の山桜が咲き誇り、幻想的な風景が広がっていました。
その美しさに思わず見とれ、カメラを手に取り写真を撮りました。雨のしずくが花びらに煌めき、しっとりとした趣を醸し出しています。しばしの間、時間を忘れ桜の姿に見入っていました。
この感動をブログに綴ろうと、再び館から弁天坂を登っていくと、坂から見える竹林とイヌシデの上に霞む山桜の姿は、まるで春の夢のよう。やつれたコブシ先には、ウグイスの鳴き声が響き渡り、山桜とともに春の訪れを奏でていました。
雨に濡れた山桜は、晴れた日の華やかさとは異なる、静謐で優美な美しさを見せてくれました。自然の中で息づく春の姿に、心が洗われるような気持ちになった一日でした。